2016年01月20日

12月22日例会卓話

「相続を争族にしないために」

当クラブ  富田 すゑ子会員

本日は「相続を争族にしないために」ということでお話させていただきます。

(家庭裁判所における)相続にかかる相談件数はこの10年で約1.8倍に増加しており、遺産分割事件のうち、7割以上は遺産価額が5,000万円以下で、一部の資産家だけの問題というわけではありません。相続財産の過半数は分けにくい土地・家屋ですが、遺産分割が困難な場合、どんな争い事となるでしょう。

相続財産の大半が不動産の場合で、相続人が長男長女の子二人で、自宅(5,000万円相当)を相続する長男と預貯金(1,000万円)を相続する長女では、法定相続分、また遺留分の不足分を長女が請求することができます。話し合いがまとまらず時間がかかると、相続税の申告期限(相続発生後10ヶ月以内)を過ぎ、税制上の優遇措置を受けることができなくなります。そこで遺産分割を円滑にするのに、生命保険を活用し、代償分割をする、という方法があります。ただこの場合、遺産分割協議書の中に、贈与ではなく代償分割であることを落とし込む必要があります。そうすることで、長男から長女が受け取った代償交付金(生命保険分)は相続財産となり、贈与税の対象とはなりません。

他にも生命保険には500万円×法定相続人の数の金額の非課税枠があり、税制上優遇されています。ご活用下さい。
posted by rotary at 09:28| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする